韓国政府が糖尿病治療への薬効解明を支援!
食後血糖値の急上昇を抑え、インスリンの働きを促進。高血糖改善に有効率90%以上と期待される「蚕(かいこ)粉末」

「さわやか元気」(成美堂出版・2000年4月号掲載)
韓国政府の指導のもと高血糖改善作用を検証

桑の葉だけを食べて成長し、シルク(絹)を吐き出す「蚕(かいこ)」は、韓国で は神の虫・天の虫とも呼ばれていました。高価な絹糸を生み出すだけでなく、万能の民間薬として珍重されてきたのです。1597年に韓国で書かれた「東医宝 鑑」には、蚕(かいこ)そのものやサナギ、蚕蛾(成虫)などの薬効が多く記されています(腫れものや切り傷を治す、脳溢血後のマヒ、神経症、精力減退を解 消するなど)。
こうした蚕(かいこ)の効能を検証するため、韓国政府は1992年に、農村振興庁研究所とキョンフィ大学との共同研究チームを発足 させました。最重点を置かれた研究テーマは、蚕関連産物による血糖降下作用の確定です。経験的に知られてきた、糖尿病に対する蚕(かいこ)の薬効に、科学 のメスが入ったわけです。
韓国でも日本と同様、社会文明の急速な発展に伴って、過食・運動不足・ストレスの蔓延から、糖尿病患者が年々増大してい ます。糖尿病とはすなわち、血液中にブドウ糖(血糖)が多くあふれている、慢性的な高血糖状態のこと。毛細血管や神経の障害から、数々の深刻な合併症(動 脈硬化、糖尿病性白内障、腎症、手足の壊疽など)が引き起こされることはご存知のとおりです。
問題は、糖尿病を完治させる特効薬は、現時点ではな いということ。血糖を処理するインスリン注射など種々の血糖調節薬は、医療現場で活用されてはいます。しかし、効き方にバラつきがあったり、副作用(低血 糖や肝機能障害など)が生じるなど、安全かつに乗り出したのです。伝承民間薬である神の虫・蚕が、当然その筆頭として注目されました。そして結論からいえ ば、数多くの動物実験と臨床試験から確認された蚕(かいこ)の血糖降下作用は、期待以上のものだったのです。
※ 写真:柳江善先生

食後血糖値の急上昇を防ぎ、膵臓の負担軽減

ひとくちに蚕(かいこ)関連産物といっても、卵、幼虫、サナギ、成虫などさまざ まにあります。試行錯誤の末、幼虫が脱皮を四回行って、一番大きい状態となった「5齢蚕」を冷凍乾燥で粉末にしたもの(以下、蚕(かいこ)粉末)に、すぐ れた血糖降下作用があることがわかりました。
実は、「糖尿病には5齢蚕の粉末を飲むといい」という民間療法はすでにあったのです。ただ、それは一 般に熱風で乾燥させたもので、この場合、蚕(かいこ)の消化液と血液(有効成分の酵素を含む)が黒く酸化して、不活性化してしまうのです(作用の効率が下 がる)。そこで新たに、蚕(かいこ)の酸化を防ぎつつ乾燥させる急速冷凍法が考案され、蚕(かいこ)粉末の血糖上昇抑制効果は格段にアップしたわけです。
蚕 (かいこ)粉末の働きを調べた動物実験と臨床試験については、別枠にまとめました。強調できるのは、糖尿病患者を対象とした臨床試験で、患者が病院の薬を 飲みながら蚕(かいこ)粉末を摂取して、血糖値が改善した点です。蚕(かいこ)粉末は純粋に天然の素材なので、医薬品と併用しても問題はないといえます。 その後、血糖値が下がれば、医薬品の量を減らすことも十分可能でしょう。
なお、この試験では四週目以後のデータはありませんが、追跡調査からみて、蚕(かいこ)粉末の有効率は90%以上と考えています。
では、蚕(かいこ)粉末はどのようなメカニズムにより、高血糖を改善させるのか。私たちが食事からとりいれた炭水化物(ご飯、麺、砂糖など)は主に小腸で「単糖類」に分解されて、血液内に吸収されます。その結果、食後の血糖値はグンと上昇するわけです。
一 方、蚕(かいこ)粉末は食物と一緒に小腸に到達すると、炭水化物を単糖類に分解する酵素(αグルコシダーゼ)の活性を抑制します。すなわち、糖の分解と血 液内への吸収が遅れて、食後血糖値の上昇はゆるやかになることに。インスリン(血液中の糖を細胞に届けるホルモン)を分泌する、膵臓の負担も軽減されるで しょう。少しずつ血液中に吸収される糖を、ゆっくり処理することができるからです。
もうひとつ、蚕(かいこ)粉末が細胞の「インスリン抵抗性」を改善する点も注目できるでしょう。このしくみは現在研究中ですが、簡単にいえば、細胞に対するインスリンの作用を正して、血糖値をすみやかに下げるということです。

データに現われた蚕(かいこ)粉末の高血糖改善作用

図1はラットを3グループに分け、普通のエサ、高炭水化物のエサ、高炭水化物の エサ+蚕(かいこ)粉末を与えて、血糖値の推移を観察したもの。高炭水化物のエサを与えたマウスは急激に血糖値が上昇し、4週間後には157に。普通のエ サのグループは94。しかし、高炭水化物+蚕(かいこ)粉末のグループは、4週間後で115とさほど血糖値は上がらなかった。そして10週間後には、普通 のエサのグループと変わらない血糖値に。蚕(かいこ)粉末が血糖値の急上昇を防ぎ、適正にとどめていく様子が観察された。
図2は糖尿病患者(薬物 治療中の患者16名=Aグループ、薬を服用していない患者7名=Bグループ)を対象とした試験の結果。蚕(かいこ)粉末を一回500mgずつ、一日三回投 与し、試験前と試験開始四週間後の血糖値を比較した。その結果、A・Bグループとも空腹時と食後二時間の血糖値が降下。数年間、食事・運動療法を行ってき た患者も、これほどの改善はみれなかった。注目されるのは食後血糖値が低く抑えられたことで、これは空腹時の低血糖を心配しなくてもよいことを現してい る。

図1●飼料別マウスの血糖値変化

図2●糖尿患者の血糖値変化(単位はmg/dl)

蚕粉末服用前
蚕粉末服用4週間後
空腹時
食後
2時間
空腹時
食後
2時間
Aグループ
138
245
128
197
Bグループ
175
272
158
209

低血糖などの副作用を起こさない天然成分

蚕(かいこ)粉末の有効成分では、まず糖分解を阻害する酵素があげられます。も ともと桑の葉が含んでいるアミノ酸も、当然豊富に含有しています。グリシン(血中コレステロール低下)、アラニン(肝機能保護)、ルシン(痴呆症予防)、 セリン(血中コレステロール低下)などで、桑の葉の含有量より2~4倍多いことも見逃せません。
なお、蚕(かいこ)の飼育では、非常に潔癖な環境 が求められるものです。騒音、ホコリはむろん、エサとなる桑の葉に農薬は残留していたり、病原菌に侵されると死んでしまいます。裏返せば、蚕(かいこ)粉 末は純粋な天然成分であり、化学薬品のような副作用の心配は無用でしょう。摂取量を増減して行った臨床試験でも、低血糖をはじめとした副作用は報告されま せんでした。
蚕(かいこ)が糖尿病改善にもたらす効果と安全性、適正な摂取量は、95年3月に正式に発表されました。「東亜日報」「韓国日報」な ど新聞各紙、KBS、MBCなどのテレビ局はこぞって報道しています。さらに韓国政府は、自国はもちろん、中国、日本で蚕(かいこ)粉末とその製造方法を 特許出願し、日本では98年に登録されました。韓国政府研究所と提携した日本の薬品会社によって、蚕(かいこ)粉末は健康食品という形ですでに流通してい ます。
私自身、蚕(かいこ)粉末が食後血糖の急上昇を抑える効果は、医薬品にも劣らないと実感しています。血液と血管の異常を改善することから、 糖尿病のみならず、高血圧、肝機能低下、心筋梗塞、脳梗塞の予防にも有望でしょう。幅広い病気予防効果をもつ蚕(かいこ)粉末への社会的関心は、一層高ま ると思われます。

無理のない血糖値コントロールに合理的
糖吸収を適度なペースに正して、体全体の機能を癒す「蚕(かいこ)粉末」
※医学博士 松田育三さん談

糖尿病治療で一般に指導される極端の食事制限とは、マイナス思考に偏りすぎてる、と私は考えています。大切なのは、過食や偏食でとりすぎていた不要なものを控えることで、やみくもに食事量を減らすことではない。
実 際、患者の生活を考えれば、食べなければ気力・体力はわかず、空腹に耐えるストレスもつのります。これだは、継続できないのも無理からぬところでしょう。 糖尿病は、一朝一夕に改善できる病気ではありません。つまり、その養生法は心身に負担をかけず、長く実行できるものが望ましい。そこで選択肢のひとつとし てあげられるのが、健康食品の利用です。
「医食同源」というとおり、人間の健康は身近な食べものの力で癒されるのが、本来自然な姿であります。た だ、現代社会を取り巻く、いわば文明の害(環境汚染、添加物を含む食品、ストレスなど)から、心身のバランスを守るには、新たに人間は知恵を絞らなくては なりません。その知恵のひとつが、天然の食べものの薬効を凝縮して、機能を強調した食品、すなわち健康食品というわけです。
特に「蚕(かいこ)粉末」に関しては、韓国で発表された論文に目を通し、含有成分や作用のしくみを知るにつれ、無理のない血糖値のコントロールに合理的と感じました。
蚕(かいこ)粉末で強調できる作用は、小腸からの単糖類の吸収をゆっくりにすることです。血中に少しずつ糖が溶け込むことで、食後の血糖値の急上昇が抑制されるのです。インスリン(血糖を細胞に届けて処理するホルモン)を分泌する、膵臓の負担も軽減されるでしょう。
そ もそも、糖尿病患者の体とは、膵臓機能に限らず、すべてのサイクルが空回りしている状態と考えることができます。食べものから糖を大量に分解吸収しても、 細胞でうまく活用されずに、どんどん尿中の排出されてしまう。言葉は悪いですが、小腸、膵臓、肝臓等の機能が、いわば懸命にムダ働きをしているわけです。 その結果、長年の間に体に蓄積するダメージは決して軽視できません。人間の体の機能とは、まったく使わなければ衰えるものですが、100%の活動状態を強 いられても、早晩つぶれてしまうものなのです。
この空回り状態に歯止めをかける働きが、蚕(かいこ)粉末には期待できます。糖吸収のスピードを遅 らせて、いったんクッションを置くことで、糖代謝を体に適したペースに修正するわけです。これが糖尿病の養成に有効であるとともに、ひいてはすべての機能 を長持ちさせることにつながります。
実際、蚕(かいこ)粉末と同様の作用をもつ糖尿病治療の薬も開発されており、現代的な治療の方向にも沿ってい るといえます。ただ、糖尿病の薬物治療では、低血糖や肝障害などの副作用の危険がときに生じますが、蚕(かいこ)粉末に関しては摂取量に関わらずそうした 報告はされていません。天然の素材から薬効を凝縮した、あくまで「食品」として位置付けられるものであり、体内の糖代謝を不自然の阻害することはないと考 えられます。それだけに、糖尿病患者の日常の体調管理に役立つ、無理のない養生法として評価できるでしょう。

△体験談・蚕(かいこ)粉末で血糖値改善

腎移植後に急上昇した血糖値を蚕(かいこ)粉末が改善、職場復帰できた
                      大阪府大阪市 浅野由行さん 32歳
腎 症と診断されたのは、平成8年9月のことです。病状の進行は早く、あっという間に腎不全の状態に陥りました。半年間の人工透析の後、生きる道は腎臓移植し かないといわれ、移植手術を受けました。ただ、手術は無事成功したものの、思わぬ副作用が現われのです。新しい腎臓を定着させる薬(ステロイド系の免疫抑 制剤)が、血糖値を異常に高めてしまうんですね。一時は、血糖値は500を越えました。体重も72kgから56kgに激減し、自分でも目を疑うほどやせこ けていました。
そこで、血糖値を下げるために一日二回のインスリン注射を受け、食事制限も実行。腎臓の薬の量が徐々に減ったこともあり、血糖値は 下がりはじめたんです。それでも、食後血糖値は、250~300の状態から改善しませんでした。腎臓移植を受けた人は、90%以上がこの状態から糖尿病に なると聞き、深刻に悩み、焦りました。
こうした病状をみかねて、知人が教えてくれたのが、韓国の蚕(かいこ)粉末です。すぐに取り寄せて飲みはじ めたところ、およそ二週間後には、はっきりとした変化が現われはじめました。今まで250より下がらなかった食後血糖値が、210に降下したのです。正常 範囲よりはまだ高いですが、500以上あったときのことを思うと、感動するほどの改善ぶりでした。
ただ、この蚕(かいこ)粉末は文字どおり粉末状 で、保管や携帯が面倒だし、少々飲みにくかったのです。それで、数値の改善に安心してからは、だんだん飲まなくなってしまって。すると、てきめんに血糖値 が再上昇し、医師から「高血糖が続くと、腎臓の負担も大きい」と指摘されました。それで、あわててまた蚕(かいこ)粉末を飲みはじめることに。食事や運動 療法にもさらに熱心に取り組み、その結果、血糖値はやはりスーッと下がって、2カ月後には200前後に改善されました。
その後、私は蚕(かいこ) 粉末を粒状に加工した日本製の健康食品を利用することになりました。これは保管や携帯に便利で、一日三回手軽に利用できます。それで、より規則的に飲める ようになったためか、高血糖はスムーズに改善し、今では食後血糖値が140で、食前は110。とてもうまくコントロールされ、インスリン注射は不要になり ました。体重も65kgに回復しました。
現在、私は職場に復帰して、毎日元気に働いています。職場で一番健康そうな私が腎移植経験者と知ると、み んな驚きます。確かに、5年前、病院のベットの上にいた枯れ木のような自分の姿を思うと、今の状態は信じられません。もし蚕(かいこ)粉末に出会わなけれ ば、今の私の生活はなかったことでしょう。

蚕(かいこ)粉末を飲み、3カ月で高血糖の改善を実感、手足にシビレも解消
                    大阪府大阪市 宋東述さん 72歳
私は当年72歳でありますが、糖尿病歴は35年にもなります。恥ずかしいことながら、一時は生活の不摂生のため、合併症が相当に進んでいました。
30 歳代後半に糖尿病と診断されたものの、横着な性格の私はさほど気にせず、食生活の改善も特にしないでいました。そのため、身長は172cmなのに、40を 過ぎると体重が90kg近くに増えていました。60歳代に入ると目、歯、心臓、腎臓の具合が悪くなり、血圧に異常が出て、手足にシビレも起きはじめたので す。
それ以後、10年間で12回入院して、8回もの手術を受けました。ただ、血糖値もその間も高いままで、4年前には、血糖値を測定する器械が数 値を示すことを忘れたのかのごとく、「H」(HIGH=高い)という文字だけを表示するようになりました。この頃は、ひどい緑内障のために目は見えにく く、手足のシビレから、指の屈伸も困難をきわめていたほどです。
そこで、糖尿病専門の病院に1カ月入院した結果、食後二時間の血糖値が220、食 後三時間の血糖値が160まで改善されました。退院後も食事・運動療法と薬を併用し、毎週病院で、運動前と1時間運動後の血糖値を記録するようにしたので す。しかし、なかなか思うように成果は上がりません。食後一時間半の血糖値は200、1時間運動後の血糖値は150前後から下がりませんでした。
知人から「蚕(かいこ)の粉末がいい」という話を聞いたのはその頃です。韓国では、蚕(かいこ)は民間薬として知られ、最近では血糖値の降下作用が科学的に実証されているらしい。そこで、ものは試しと蚕(かいこ)粉末の健康食品を、一昨年の12月から飲み始めました。
そ れ以後の血糖値の変化は表でご紹介させていただきます。一見してわかるとおり、蚕(かいこ)粉末を飲んでから、血糖値は徐々に低く抑えられるようになりま した。3カ月後には、食後でも200を越えることはなくなったのです。運動後の数値は、多少の上下はありつつも、二ケタに安定するようになりました。
●蚕(かいこ)粉末利用後、宋さんの血糖値は順調に改善

食後血糖値 1時間運動後血糖値                           

食後血糖値
1時間運動後血糖値
平成10年12月22日
254(食後1時間10分)
222
「蚕粉末」利用開始
平成11年1月6日
187(食後1時間50分)
140
1月20日
149(食後1時間30分)
84
2月3日
140(食後1時間35分)
97
2月26日
193(食後1時間30分)
113
3月17日
145(食後2時間)
73

 

 

 

 

 

病院の薬も、この間に服用していましたが、蚕(かいこ)粉末を飲みはじめてから 高血糖値が改善されたことは、私自身確かに実感しています。また、血糖値が正しくコントロールされるようになってから、手足のシビレも解消されはじめまし た。屈伸にも苦労していた指が、今では自由自在に動かせるようになったのです。こうしたつらい合併症がよくなったことが私には一番うれしいことです。
もちろん、現在も私は、蚕(かいこ)粉末を血糖値の管理に役立てて、満足な成果を得ています。私の体験談が、同じ病気で悩んでいる、多くの方々の参考になれば幸いです。

血糖値・ヘモグロビンA1cが下がり、合併症の危険なしと医師も太鼓判
                       愛知県一宮市 神田浩次さん 64才
も ともと私の家系には糖尿病の遺伝があり、私自身10年前にそう診断されました。そこで、薬物療法を受けることになりましたが、高血糖値はうまく改善されま せん。運動療法として、早歩きを毎日40~50分間しても、空腹時血糖値は200、食後血糖値は300くらいの状態が続いていました。
蚕(かい こ)粉末のことは、去年の8月に親戚の男性に教えてもらいました。その人は思い糖尿病で、インスリン注射とともに、腎不全から人工透析も受けていました。 ところが蚕(かいこ)粉末を飲んでから血糖値が正常範囲に下がり、インスリンの量もだいぶ減った、というんです。「それなら自分にも」と思い、同じ蚕(か いこ)粉末の健康食品を取り寄せたわけです。
これは粒状の製品で、一回三粒を一日三回、病院の薬と併用して飲みました。そして1カ月もたたないう ちに、期待どおりの成果が現われたのです。空腹時血糖値は90前後、食後血糖値は130~170に安定するようになりました。また、血糖値と同時に重要と いわれるヘモグロビンA₁cも、7.8~6.3に下がりました。
それだけではありません。ずいぶん高めだった中性脂肪や肝機能のγ-GTPも、のきなみ下がりました。血液中の悪かったものが、全部改善されたことになります。これもやはり、蚕(かいこ)粉末を飲みはじめてからのことです。
と ころで、私は5年前、目の病気で病院にかかったことがあります。視界の一部が、突然ブラックホールのように欠けて、見えにくくなったんです。眼科医の診断 では、網膜に穴があいているとのことで、レーザー手術を受けました。糖尿病が進行すれば、この目の病気の再発も怖いところです。しかし、今のところ、そう した兆候はありません。蚕(かいこ)粉末が予防に働いているのでは、と思っています。
医師も現時点の検査データをみて、「よく管理されているよう なので、このままなら合併症は出ないだろう」といってくれます。もちろん、今後も蚕(かいこ)粉末は飲み続けるつもりですし、最近では、やはり糖尿病に悩 んでいる人に個人的にすすめています。蚕(かいこ)粉末は健康によいものと実感していますから、みなさんも同様によくなってくれればいいなと思うのです。

 

 

 

 

 

蚕(かいこ)粉末でヘモグロビンA₁cが低下、内臓の活力も蘇って倦怠感一掃
 兵庫県川西市 西台婦佐子 69歳
以 前、血糖値が260まで上昇して、糖尿病と診断されたのは、食事と運動療法を実行することで、何とか正常値に戻すことができました。ところが、一昨年のこ とですが、ひどい五十肩に襲われて、痛みとうずきのために夜も眠れない、腕が動かなくて食事や服の着替えもできないという状態になってしまったんです。そ のため、血糖値のコントロールに、日頃服用していた糖尿病の薬も思うように飲めなくなりました。このことがきっかけになって、血糖値が再び上がってしまっ たのです。
しかも、困ったことに今度はなかなか下がってくれません。薬をまた飲みはじめ、食事や運動療法をがんばっても、血糖値は260、ヘモグ ロビンA1cは10.1前後から改善しませんでした。そんなとき、新聞で目にしたのが蚕(かいこ)粉末の記事です。蚕(かいこ)の粉末というと、なかには 飲むのに抵抗がある人もいるかもしれません。でも、そのときの私は何とか病気をよくしたいと必死でした。なかば賭けのつもりで、蚕(かいこ)粉末の健康食 品を取り寄せたのです。
実際に飲んでみると、漢方薬のような匂いはありますが、特に苦いわけでもなく、これなら続けられると感じました。そうして 一ビンを飲み終えた頃、何とはなしに体調の変化を感じたのです。言葉にすると、体の内側から元気がわく感じ、内臓の活力が増す感じとでもいうのでしょう か。
実は、私は7年ほど前に心臓の病気で手術を受けたことがあります。手術は成功したものの、心臓が弱くなったのか、日頃から疲れ、倦怠感をよく 感じていました。でも、蚕(かいこ)粉末を飲んでから、そうしたつらさが一掃されたんです。たとえば、ボウリングを存分に楽しだ後も(もちろん相当に体力 を使います)、家に帰ってコテンと寝てしまえば、スッキリ疲れがとれます。以前の私なら、翌日まで疲れが残り、何をする気力もわかなかったものです。根を つめる針仕事でも,体は疲れないことはもちろん、目がかすんだりすることもありません。だから、針の穴にスッと糸を通すことができます。
ただ、血 糖値の方は、今のところ劇的に下がった、ということはないのです。まだ200台の半ばくらいにあります。一方、ヘモグロビンA1cは、7.8に下がりまし た。医師がいうには、この数値が下がるのは、ふだんの生活がうまく管理されている証拠ということでほめられました。病院の薬や食事・運動療法もさることな がら、蚕(かいこ)粉末にもすぐれた力がきっとあるのでしょう。何より、私の体の内側から元気がわくようになったことが、その証明だと思います。

200を超えていた食後血糖値が抑えられ、便通も毎日規則的に!
                      東京都大田区 大野タマ子さん 58歳
私 の場合は、血糖値が上がったきっかけは、肝臓病で入院したときに使った薬の副作用でした。もともと医師からは、「この薬は血糖値を上げることがあるので、 注意して使いますから」といわれていたのです。服用から一ヵ月後、案の定、血糖値が400に上昇してしまいました。肝臓病の薬はやめるわけにはいきませ ん。そこで、血糖の上昇を抑える薬も併用することになったのです。
こうして、何とか薬の力で血糖値の上昇を抑えていたものの、一昨年の暮れに風邪 をひいたことから、また高血糖状態になってしまいました。風邪のために味覚・臭覚がほとんど感じられなくなり、耳鼻科に行って鼻に薬を注入してもらったの です。ところが、何とその副作用で、またもや血糖値が上がってしまったわけです。
病気を治すための薬のせいで、こんなことのなるなんて、本当に気 が滅入りました。そこで、体にお負担をかけず、症状をよくうするものはないかと探していたとき、本で読んだのが蚕(かいこ)粉末です。蚕(かいこ)が血糖 値を下げるのによいとは、初めて知りましたが、とにかく病気をよくするものなら何でも試そうと、ワラにもすがる思いで蚕(かいこ)粉末の健康食品を取り寄 せました。これが一年ほど前のことです。
これは蚕(かいこ)粉末といっても、粒状に加工してあり、手軽に毎日飲めます。ただ、飲みはじめた当初は、さほどの変化は感じませんでした。しかし、二ビンめを飲み終わる頃、血糖値のバラつきがなくなってきたことに気がつきました。
と いうのも、以前は、外食で食べすぎたりすると、食後血糖値が200を超えることもありました。しかし、蚕(かいこ)粉末を飲むようになって、それが110 程度に抑えられるようになったのです。また、病院でもらう薬は効き方によるのか、ときに低血糖状態にもなりましたが、それも最近では起きません。
も うひとつ、蚕(かいこ)粉末を飲みはじめて、ひどい便秘が解消されたのもうれしいことです。以前は3~4日便通がないのは普通で、40日間ないこともあり ました。便通があったとしても、排便しきるまでトイレに30分もこもってしまったり。しかも少量しか出ないんですね。それが、最近では毎日規則的に排便が あるんです。しかも一回ではなく、食事の後には必ずという感じです。毎日スッキリとお通じがあるというのは、本当にうれしいことです。
現在も、病 院でもらう肝臓の薬と、血糖値を抑える薬は引き続き飲んでいます。私にはそれにくわえて、蚕(かいこ)粉末があれば体調は良好に維持できると思います。正 直、これまでほかにもいろいろ健康食品は試しましたが、ここまでよい効果を実感できたものは初めてなのです。「これはずっと続けなきゃ」というのが正直な 気持ちです。

蚕(かいこ)粉末を飲み、空腹時血糖値が130に降下。中性脂肪も改善
                     和歌山県田辺市 藤木巌さん 77歳
今から五年ほど前、病院で胃潰瘍の治療を受けているうちに、血糖値が高く、糖尿病であるとわかりました。そこで、薬物療法を受けることとなり、高血糖改善にまずまず成果はあったと思います。
それでも、いまひとつ、数値がスッキリ下がらないのが悩みの種ではありました。また、ほかに中性脂肪値が高い点も、気になっていました。両方とも、血液の状態がよくないことを現すものですし、いつか大きな病気の原因になるのではと、少々心配していたのです。
そこで半年ほど前、本で読んだ蚕(かいこ)粉末の健康食品に関心をもちました。韓国では糖尿病に対する効果がずいぶん研究されているようです。「こんなにいいものがあるのなら」と取り寄せて、朝・昼・晩に三粒ずつ飲むようにしました。
私 は毎月、病院で血液検査を受けており、その数値の変化をみると、確かに蚕(かいこ)粉末を飲んで以後、血糖値と中性脂肪値は徐々に改善されてきました。ま ず、蚕(かいこ)粉末を飲みはじめた頃の空腹時血糖値は178、中性脂肪値は215でした。それが一番最近の検査結果だと、空腹時血糖値は130、中性脂 肪値は155なんです。
厳密にいえば、これでも確かに正常範囲内よりも、やや高めではあります。しかし、一時期のことを考えたら、ずいぶんとよくなっていると思います。主治医にみてもらっても、「このくらいの数値であれば、悪いとはいいません」とのひとことで、ひと安心しました。
蚕(かいこ)粉末を飲んでいる間も、病院の薬は服用していましたし、両方を同時にとったことで体に不都合な症状が現われることはありませんでした。蚕(かいこ)粉末に含まれている成分は、体にとってはやはり安全なものということなのでしょう。
私 はこれまで、健康食品はほとんど試したことがありませんでした。あまり興味を感じることはなかったわけですが、しかし、蚕(かいこ)粉末を飲んで、薬に頼 らずに血糖値や中性脂肪値が改善されるなら、こんなにいいことはないと思いました。もちろん、これからも体調維持のため、毎日続けて飲もうと考えていま す。

「さわやか元気」(成美堂出版・2000年4月号掲載)