“認知症を治したい!”~脳機能改善への新アプローチ
カギを握るのは、カイコに寄生するキノコのパワー!?
岩手大学 特任教授/農学博士/鈴木幸一さん
10年後、65歳以上の5人に1人が患うとされる「認知症」―。 根本的な治療法がないこの病に、独自のアプローチで挑むのが 岩手大学の鈴木幸一特任教授。
農学博士の鈴木の専門は、『応用昆虫学』。 昆虫の「カイコ」に、脳の機能改善につながるカギがあるというのだが・・。
鈴木は、カイコ研究一筋46年!昆虫が持つ“人の健康に役立つ物質”を追求し続け、 これまでに、野生のカイコから細胞を眠らせる「休眠物質」を発見。これを応用し て、 がん細胞を「眠らせる」ことで、進行を抑えるという研究が進められている。
さらに、カイコのサナギに寄生するキノコ「カイコ冬虫夏草」に、 “記憶力を回復させる効果”があることをマウスで突き止めた! 番組は、認知症患者に実施された臨床試験に、8ヶ月密着。