絹糸を分解して作るシルクパウダーは、絹入り食品の流行と共ににわかに注目を集めマスコミなどでもしょっちゅう取り上げられています。絹にはグリシン、アラニン、セリン、チロシンなど18種類のアミノ酸が含まれており、このアミノ酸が血中コレステロールや血糖値、血圧を下げる働きをします。また肝臓の機能を正常化したり、痴呆症(ぼけ)を予防するのにも役立ちます。

あるメーカーが製造している3種類のシルクパウダーを紹介しましょう。

①プロテインタイプ

絹糸をパウダー状に微粉砕したものです。絹糸成分を分解していないので食物繊維のような役割を果たし、ダイエットや整腸には最適です。水には溶けませんが、お茶やコーヒー、煮物などに混ぜて食べれば違和感は全くありません。

②ペプチドタイプ

絹糸を加水分解したものです。若干苦みのある淡黄色の粉末です。水に溶けますが水溶液の色も淡黄色になります。ペプチドタイプはシルクの有効成分が最も多く含まれており、生活習慣病の克服や予防、健康維持には最適です。白色のペプチドタイプも発売されています。

③アミノ酸タイプ

ペプチドタイプをさらに分解してつくられます。甘味があり白色で水に溶けるので最も飲みやすく食品に添加しやすいシルクパウダーです。

徹底的に分解されたシルクですので消化吸収が良く、多量のアミノ酸がシルク食品特有の効果で健康生活をバックアップします。甘味料としても使えます。

一日に大さじ3杯のシルクパウダー。これからの最も有望な健康法です。