A.長野県で現在も蚕さなぎが佃煮で販売され親しまれていることからもわかるように、蚕を食べることによって何らかの中毒症状が出たという報告は皆無です。

また、韓国の政府機関である「農業科学技術院」においても毒性検査を実施し、その安全性が確認されています。

残留農薬の心配もありません。蚕の飼料として使われる桑の木には農薬を散布しません。万一桑葉に農薬が付着していたら、それを食べた蚕は死んでしまうので、桑の木に農薬散布をせず、完全無農薬で栽培するのは昔からの“常識”でもあります。

蚕粉末を輸入製造している日本の薬品メーカーが、2006年に蚕粉末の残留農薬検査を実施したところ、やはり475種類の農薬全て「不検出」という結果でした。

大腸菌や一般細菌に関しては蚕粉末製品の製造管理状況により違いますので、しっかりとした実績と経験のあるメーカーの物を利用しましょう。

韓国や中国内で流通している商品をそのまま日本に持ち込んで利用するのは危険です。

国外の食品安全基準は日本とは違うので、大腸菌などが検出されているケースが多く見られますので注意が必要です。直輸入品は避けた方が無難でしょう。