肝臓病や高脂血症、脂肪肝にも効果

肝臓病には蚕粉末
肝臓病には蚕粉末

シルク成分には肝臓の働きを高めるアラニン、コレステロールを体外へ排出するグリシン、細胞の破壊を抑制するセリンなどのアミノ酸が豊富に含まれているので、ラットを使った動物実験でもはっきりと有効度が確認できました。

現在食用シルクを研究するいくつかの研究グループが臨床試験を行っていて、少数ながら興味深い報告が寄せられています。

例えば四九歳のアルコール性肝炎の男性では、GOTが九一から三二に下がり、GPTも一一〇から三〇に下がりました。

また五三歳の脂肪肝の男性ではGOTとGPTだけでなく、中性脂肪と総コレステロールもそれぞれ下がり、なんとか正常値の範囲内に収まりました。

高脂血症や脂肪肝の方には漢方の「小柴胡湯」よりもシルクの方が効果的であるとの結果が得られています。

シルクは肥満や高脂血症が改善されるので糖尿病をはじめとする様々な成人病全般に有効な健康食品となります。

そのうえ血糖値を下げる成分まで含まれているのですからシルクのパワー恐るべし、と言えるでしょう。