A.糖尿病の怖さは合併症にあります。しかし合併症の進行は非常に気づきにくいので、糖尿病患者は定期的に合併症の検査を受けます。

まずは「網膜症」の検査です。これは眼底カメラで眼底の血管を調べるもので、事前の準備や苦痛もなく数分で終わる簡単な検査です。

つぎに「腎症」の検査です。これは尿の中のアルブミンやタンパクの量を調べるものです。

そのほか「神経障害」の程度を調べるために腱反射を見たり、動脈硬化の危険度を調べるために血中コレステロールや中性脂肪を測定します。