A.蚕粉末は糖尿病に対して二つの作用をします。一つは食後の急激な血糖の上昇を抑えます。これは小腸で炭水化物などがブドウ糖に変換されるのを抑制することから得られる作用です。

もう一つは体の各細胞がインスリンを取り入れやすくする事によって血糖値の上昇を抑えます。

膵臓のランゲルハンス島の機能が低下してインスリンが分泌されない症状に対しては有効なデータはありません。蚕粉末がインスリンの分泌を促すことはありませんが、「1型糖尿病」患者にもすばらしい効果をもたらしています。

「1型糖尿病」患者はインスリンを打つことになりますが、蚕粉末を食べることによって細胞のインスリン利用効率が良くなって、インスリンの量が半減することもあります。また少量ながらも自力でインスリンを分泌している患者は、インスリン注射をしなくてもなんとか血糖値をコントロールできるようになる場合もあります。

「1型糖尿病」の方もあきらめずに、まずは一度試して下さい。

しかし、医師に無断で勝手にインスリン量を調節するのは危険ですので、必ず医師の指導にもとづいて対処してください。