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血糖値の急上昇を抑えつつインスリンの働きをよくする注目の糖尿病改善食品。日本でも劇的体験例が相次ぐ「蚕(カイコ)粉末」

血糖値の急上昇を抑えつつインスリンの働きをよくする注目の糖尿病改善食品。日本でも劇的体験例が相次ぐ「蚕(カイコ)粉末」 (さわやか元気2001年10月号) 韓国政府が日本で特許取得!臨床試験でも高血糖改善効果が認められた! 韓国農村振興庁研究所・農学博士 柳 江善 韓国の民間療法では万病の薬といわれた蚕 高価な絹糸を生み出す蚕は、韓国では神の虫、あるいは天の虫と呼ばれ、珍重されてきた。 この蚕(カイコ)に糖尿病を改善する働きがあるといったら、日本の方は驚かれるかもしれません。しかし、韓国では昔から万能の民間薬として蚕が用いられきた歴史があります。 中 国や日本と同様、韓国にも伝統的な東洋医学が存在します。李朝時代の一五九七年に著された薬学書『東医宝鑑』には、蚕(カイコ)そのものやサナギ、蚕蛾 (成虫)などの薬効が記されています。たとえば、蚕(カイコ)を炒めて粉にしたのは中風、半身不随、神経症などに効くといった記述があります。 さらに糖尿病との関わりでいうと、韓国で昔から行われている民間療法のなかに、蚕(カイコ)関連の素材を用いた方法がいくつか伝えられています。いずれも糖尿病の渇症を抑える処方ででが、それは次のようなものです。 ・ 蚕(カイコ)のサナギを煮て、その煮汁を飲む。 ・ 蚕(カイコ)の繭21個を煮て、その煮汁を飲む。 ・ 蚕紗(蚕の糞)を炒めて粉にし、一日三回、7.5gずつ服用する。 こ うした民間療法に根拠があるのかどうか、蚕(カイコ)関連産物の効能を科学的に検証するため、1992年に韓国政府は、農村振興庁研究所と慶熙大学の共同 研究チームを発足させました。なかでも、最も、重点的に研究されたテーマは、血糖降下作用の確定です。経験的に伝えられてきた糖尿病への薬効に、科学的の メスが入れられたのです。 臨床試験で確認された蚕(カイコ)粉末の血糖降下作用 韓 国でも日本と同じように、社会文明の急速な発展にともない、糖尿病患者が急増しています。その背景には、過剰な栄養摂取、運動不足、ストレスなどがあげら れるでしょう。現在、糖尿病を完治させる医薬品は、残念ながら存在しません。血糖をコントロールするインスリン注射をはじめ、何種類かの血糖調節薬は医療 現場で用いられているものの、低血糖や肝機能障害といった副作用が現われることもあり、安全かつ十分な効果があるとはいえません。 そこで韓国政府は、体に負担をかけずに糖尿病を改善する天然の生理活性物質の究明に乗り出しました。その筆頭にあげられたのが、蚕(カイコ)関連産物だったのです。 さまざまな実験の結果、確かに蚕(カイコ)関連産物に、血糖を下げる働きがあることがわかりました。しかし、蚕(カイコ)の成長段階により、効果はかなり異なります。 ひとくちに蚕(カイコ)関連物産といっても、卵→幼虫→サナギ→成虫など、さまざまです。試行錯誤の末、幼虫の脱皮を四回行って一番大きくなった「五齢蚕(カイコ)」を冷凍乾燥し、粉末にしたものが、最も血糖降下作用にすぐれていることが判明したのです。 そこで、この五齢蚕(カイコ)の蚕(カイコ)粉末を用いた臨床試験を、慶熙大学医学部付属病院で行ったところ、すばらしい効果が認められました。 臨 床試験は、インスリン非依存型の糖尿病患者のうち、薬を服用している患者(16名)をAグループ、食事・運動療法を行っている患者(7名)をBグループに 分けて行いました。そして、いずれも蚕(カイコ)粉末を一回50mgずつ、一日三回投与し、試験前と試験開始四週間後の血糖値を比較しました。その結果、 A・Bグループとも、空腹時と食後二時間の血糖値がいずれも降下しました(次ページの表を参照)。食後二時間の血糖値が低く抑えられているので、インスリ ンがゆるやかに分泌されていると考えられ、空腹時の低血糖の心配をする必要はないでしょう。 韓国政府は、この成果をもって国際的な特許の取得に 乗り出しました。そして日本でも、1998年3月に「蚕(カイコ)粉末を有効成分として含む血糖降下剤およびその製造方法」という名称で正式に特許登録さ れました(特許権は韓国政府が保有)。現在、日本では韓国政府研究所と提携した薬品会社が、医薬品ではなく健康食品という形で販売しています。 ●糖尿患者の血糖値変化       (単価はmg/dl) 蚕粉末服用前 蚕粉末服用4週間後 空腹時 食後 2時間 空腹時 食後 2時間 Aグループ 138 245 128 197 Bグループ 175 272 158 209 濃縮された桑の成分が血糖値の上昇を抑える 蚕 (カイコ)粉末は、どのようなメカニズムで高血糖を改善するのでしょうか?私たちが食べたご飯や麺などの炭水化物(糖質)は、小腸で糖に分解され、血液に 吸収されます。これにより、食後は血糖値が急上昇するのです。これに対し、蚕(カイコ)粉末は炭水化物を糖に分解する酵素(αグルコシダーゼ)の活性を抑 える働きがあるため、食後の血糖値の上昇がゆるやかになります。これによりインスリンの分泌量も少なくてすみ、膵臓の負担も軽減されるのです。 この働きはDNJ(デオキシノジリマイシン)という物質によるものです。もともとは桑の葉に含まれる有効成分ですが、蚕は桑の葉だけを食べるので、蚕の体内に蓄積され、桑の葉をはるかに上回る血糖降下作用を発揮します。 ま た、蚕(カイコ)粉末には「インスリン抵抗性」を改善する働きもあります。インスリン抵抗性とは、インスリンは分泌されているのに、効きが悪くなっている ことで、糖尿病患者にはこうした傾向がみられます。しかし、蚕(カイコ)粉末を長期にわたって摂取すると、このインスリン抵抗性が緩和され、インスリンの 効きがとくなると考えられます。 さらに、蚕(カイコ)粉末には一八種類以上のアミノ酸が含まれています。その中のグリシンやチロシン、セリンといったアミノ酸は、血中コレステロールを低下させて血流を改善する働きがあります。これにより血行障害など、糖尿病の合併症を未然に防ぐことができます。 な お、原料となる蚕(カイコ)の飼育は、非常に清潔な環境が求められます。騒音やホコリはもちろん、エサになる桑の葉に農薬が残留していたり、病原菌に侵さ れると、蚕(カイコ)はすぐに死んでしまいます。逆にいえば、蚕(カイコ)粉末はそれほど有害物質を含まない純粋な天然成分であり、副作用の心配もないと いえます。ちなみに、韓国科学研究所が行った食品検査でも、毒性が皆無と判定されましたし、摂取量を増減して行った臨床試験でも、低血糖などの副作用は報 告されていません。 医薬品ではないので、血糖降下剤などの薬を飲んでいる方やインスリン注射を打っている方でも併用することができます。ただし、蚕(カイコ)粉末は食後の血糖値の上昇を抑えるので、自分の血糖値をこまめに測りながら、薬の服用量を調節するようにするべきでしょう。 韓国の伝統的な知恵と現代の科学技術によって生まれた蚕(カイコ)粉末が糖尿病で苦しむ方々に貢献できることを願ってやみません。 現代社会において「医食同源」を実現する画期的食品 インスリンの分泌量を減らし疲弊した膵臓を蘇らせる「蚕(カイコ)粉末」 糖 尿病は生活習慣病といわれるように、薬で治すことができる病気ではありません。「患者自身が主治医だ」という自覚をもって、生活習慣全般の改善につとめな ければなりません。といっても、あまり難しく考える必要はありません。今までの間違った食生活を改善し、必要なものだけ食べるという基本的なことから始め ればよいのです。 むしろ大切なのは心身のバランスです。「糖尿病だからあれもだめ、これもだめ」と考えると、それがストレスとなり、病気の悪化にもつながりかねません。そうではなく、「糖尿病だけど、これもできる、あれもできる」という前向きさ、プラス思考が大切です。 しかし、糖尿病治療で一般に指導される食事制限は、「これは食べてはいけない、あれも食べてはいけない」というマイナス思考に偏りすぎていると思います。これでは、患者はストレスがたまる一方であり、継続できないのも無理はないでしょう。 私はむしろこのように考えます。よく食事制限といいますが、制限しなければならないものは一切ないのです。体に必要なものは食べなければならないし、何でも食べてよいのです。問題なのは、過食や偏食で、今まで摂りすぎていたものを控えることなのです。 「医 食同源」という言葉があるように、人間の健康は身近な食べ物の力で癒されるのが、本来の自然な姿です。糖尿病の食事療法も、この基本に立ち戻って考える必 要があります。しかし、環境汚染、食品添加物、ストレスなどに侵された現代社会においては、それなりに知恵を絞る必要があります。蚕(カイコ)粉末のよう な天然の素材から作られた健康食品の利用は、こうした知恵の一つといえるでしょう。 蚕(カイコ)粉末の特徴の一つは、小腸から吸収した糖がゆるやかにしか血糖に変化しないことです。これによって食後の血糖値の急上昇が抑制されるため、インスリンの分泌量も少なくてすむでしょう。 これに対し、抗糖尿薬のなかには、膵臓を刺激して、インスリンを無理に分泌させようとするタイプの薬があります。これでは痩せ馬に鞭を打つようなもので、膵臓はどんどん疲弊していきます。 蚕(カイコ)粉末を用いることにより、インスリンの分泌量が減れば、膵臓の負担も軽減されます。それによって、膵臓の機能も正常な状態に近づいていくと考えられます。 最近では、蚕(カイコ)粉末と同様の作用をもつ抗糖尿病薬も開発されており、蚕(カイコ)粉末の利用は現代的な治療の方向にも沿っているといえます。 し かし、医薬品には低血糖をはじめ、副作用の危険性が常にともないます。ところが、蚕(カイコ)粉末に関しては、急激な血糖上昇をゆるやかにするだけなの で、摂取量に関われず、副作用は一切報告されていません。天然の素材からのみ作られている蚕(カイコ)粉末は、あくまで「食品」として位置づけられるもの ですから、おそらく、医薬品のように体内の糖代謝を不自然に阻害することはないでしょう。 「主治医は自分自身」ということを忘れず、食事療法や運動療法に取り組んでいる方が用いるなら、蚕(カイコ)粉末は力強いサポートをしてくれるに違いありません。 蚕(カイコ)粉末で300近かった血糖値が140台に、高血圧も改善した! 体験談                徳島県三好郡 田中祐吉さん 70歳 一 昨年の秋、健康診断で糖尿病の疑いがあるといわれ、再検査を受けると血糖値が292もありました。糖尿病のついては多少知識がありましたから、医者が食事 療法の指導をしてくれると思っていました。ところが、その医者は、薬をくれるだけで、食事療法は自分で本を買って勉強するようにといわれたのです。 それならばと、本屋に行き、糖尿病のコーナーを見ていると、その中に蚕(カイコ)粉末が糖尿病によいと書かれた本がありました。 興味深かったので、その本を買って読んだところ、自分でも飲んでみたくなりました。 さっそく蚕(カイコ)粉末を飲みやすい粒に加工した『ボスリン』という製品を取り寄せ、一回に三粒、朝昼晩の食後に飲むようにしました。しかし、最初の3ヶ月はあまり効果が感じられませんでした。 しかし、4ヶ月目に入ると、徐々に血糖値が下がってきました。ずっと200を超えていた血糖値も、ようやく200を切り、その後も順調に下がっていきました。そして、140台で落ち着いてきた頃、医者から、もう薬は飲まなくてもよいだろうといわれました。 と いっても、薬をやめるとまた上がるかもしれません。そこで、試しに1ヶ月だけ薬をやめて、1ヶ月後にまた血糖値を調べところ、血糖値は140台のままでし た。薬をもらう必要がなくなったので、その医者に通うのはやめてしまいました。しかし、蚕(カイコ)粉末だけは休まず続けました。 今年の5月、公立の総合病院で血液検査を受ける機会がありましたが、そこの医者からは、境界型の糖尿病だといわれました。血糖値は140台ですから、薬をやめてからも、ずっと安定していたことになります。 …

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