健康素材の研究、蚕の研究や糖尿病に関する情報発信を行っています

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脚光浴びる桑葉、蚕(カイコ)、シルク

脚光浴びる桑葉、蚕(カイコ)、シルク (健康産業流通新聞・1999年11月11日号から抜粋) 今 春、桑葉の機能性がテレビで紹介されたとこを発端に桑葉商品の売上げが伸びている。桑葉のみに含まれるDNJ(1.-デオキシノジリマイシン)の糖吸収抑 制の機能性が脚光を浴びたからだ。その桑葉を唯一の食品源とする蚕(カイコ)にもDNJが豊富に含まれていることから商品開発が活発化、さらには廃棄され ていた絹を加工したシルクペピチドも健食に利用されており、三つの素材が相乗的に市場を形成するようになっている。そのなかでも5年程前に健食素材として 登場したシルクペプチドは、イメージの良さと目新しさから現在では主原料及びサブ原料として用いられるケースが多く、実績ある素材として定着しつつある。 また韓国からの輸入に頼っていた蚕(カイコ)粉末も、国内産の原料が流通しはじめ、桑葉もエキス原料を揃えるなど、商品化が進む環境は整えられている。こ の十、十一月だけでも、シルクペプチド、桑葉及びエキスを添加した商品が大手メーカー数社から上市され、市場の拡大基調がみられている。桑葉、蚕(カイ コ)、シルクにスポットをあててみた。 (中略) 生活習慣病対応で進む商品化 「蚕(カイコ)」 ㈱ オノジュウ(東京都新宿区)は「シルクパワー」(300㍉㌘×270錠・1万2000円)を今年二月に発売。全国3000件のオノジュウチェーンの薬局・ 薬店の他、健食ルートなどが主な販路。蚕(カイコ)粉末99%を使い、アラビアガムで錠剤化している。桑葉成分が含有される他、必須アミノ酸を含む18種 類のアミノ酸、カリウム、カルシウム、鉄、亜鉛などのミネラル、食物繊維などが豊富なのが特徴。医療機関のデータでは血糖値が200以上あった人が3ヶ 月~半年で正常値に近づくことが判明。チラシやPOPを配布し、研究会を開催するなどで啓発活動を展開。初年度2億円の売上げを見込む。 スノー デン㈱(東京都千代田区)は「グルコバランス」(300㍉㌘×270粒・1万5000円)を今年九月に発売。蚕(カイコ)粉末を主原料に、桑葉エキス、ニ ガウリエキス、ギムネマシルベスタエキス、プラセンタエキスなどを配合した。蚕(カイコ)粉末、桑葉エキスの機能に加え、ニガウリエキスには動脈硬化予 防・改善作用、ギムネマには糖吸収抑制作用、プラセンタには保湿・新陳代謝促進作用などがあることがわかっている。通販を主体に、OEM供給も行ってい く。 ボンビックス薬品㈱(大阪市中央区)は「ボスリン」(270錠・1万2000円)を昨年七月より自社通販、一部の薬局・薬店から販売。蚕 (カイコ)粉末を主原料に錠剤化した。売上げは、今年に入って、蚕(カイコ)粉末の有用性を説いた「さらば糖尿病」が上梓されたこともあって伸長、月間 2000本前後を販売している。顧客のフォローとして薬系ルートに三人のカウンセラーを置き、健康相談に応じている。今後、薬局・薬店の他、通販ルートな どの販路も拡大する意向。 一般食品・飲料へ利用拡大 「シルク」 全 国養蚕農業協同組合連合会・絹事業部(東京都千代田区)は全国農協組織、生協、デパート、JALなどが販路。シルクプロテインをベースに桑の葉、西洋人参 粉などを加えた「スーパーシルク」(250㍉㌘×350粒・3800円)や「シルクパウダー」(250㌘・3500円)があり、パウダーは月間200㌔㌘ を販売。食品用途で原料供給も行い、酸加水分解シルクを年間7㌧消費。 ㈱日鉱(愛知県丹羽郡)は今春“食べるシルク”3タイプを発売。アミノ酸 タイプは乳製品、無糖甘味料などが用途。オリゴペプチドタイプは栄養ドリンク、健食、化粧品向け。プロテインタイプは健食、化粧品向け。自社商品「食べる シルク」(150㌘・1万2000円)は直販主体に販売。PB商品の開発にも応じ、蚕(カイコ)原料も用意。 (有)プロザテック(千葉県千葉市)は酵素分解した「M-500」、加水分解した「M-300」、500をさらに改良した「M-3000」の3タイプを用意。健食の他、清涼飲料水、菓子などにも採用されており、企画開発も行う。 金 亀糸業㈱(東京都中央区)は昨年十一月「シルクロマン」(2㌘×30袋・7500円)を発売。国産繭を酵素分解したシルクパウダーに発酵乳酸カルシウム、 ショ糖エステルを配合、アミノ酸単体よりも腸管での吸収がいい。昨年八月の「第15回和漢医薬学会大会」では、国立大阪外大保健管理センター・梶本修身医 師らが、肝機能障害およびアトピー性皮膚炎に対する効果の臨床研究を発表。自社通販、薬局、健食ショップで販売。 ㈱ケニー(名古屋市港区)は今 年七月「ケニーのバイオシルク」(2.5㌘×30スティック・6800円)を発売。シルクパウダー、粉末発酵乳、オリゴ糖、有胞子性乳酸菌、ムコ多糖タン パク複合体、ビタミンCなどを配合。絹タンパクを加水分解しており様々な分子量のアミノ酸、ペプチド、プロテインを含有。高分子のシルクパウダーは消化吸 収されず糖や脂質と結合、発酵乳・有胞子性乳酸菌・オリゴ糖とともに整腸作用を発揮。分子量が200~300のものは約90%が吸収される。通販主体に販 売、七~十月の売上は約300万円。 ㈱島路(広島県福山市)は8年前に“絹の風シリーズ”として「シルクパウダー」(20㌘・2000円)を発売。食べる他、ファンデーションなどに加えて利用でき、健食ショップ、通販、生協などが販路。 盛 田㈱(名古屋市中区)は今年三月「シルク・ウォーター」(500㍉㍑・140円)を発売、東京農工大。名誉教授の平林潔氏、(社)日本絹業協会・ジャパン シルクセンターの協力で開発。天然水をベースに酵素分解したシルクペプチド、ビタミンC、コラーゲンを配合。ライチの後味と100㍉㍑16㌔㌍が売りで、 10代後半~25歳の女性がターゲット。 桑葉・DNJが糖吸収を抑制 桑葉は、カルシウム、カリウム、マグネシウム、鉄、亜鉛などの必須微量ミネラルや食物繊維、フラボノイドを豊富に含み、桑葉のみに含まれる1-デオキシノジリマイシン(DNJ)などとの相乗効果で様々な機能性を発揮する。 桑葉についての研究は神奈川県の研究機関が活発に行っている。神奈川県科学技術政策推進委員会・機能性食品共同研究プロジェクトチームは、桑葉の脂質低下、肥満抑制、発ガン抑制効果などを報告した。 同県衛生研究所は、糖分解酵素・α-グルコシダーゼを阻害することで、小腸からの糖吸収を強力に抑制する作用のあることや、コレステロール・中性脂肪の抑制作用、血糖値および血圧の正常化作用、インスリン分泌改善作用、肝機能改善作用などのあることを解明した。 また、同県がんセンターは、肝臓がんの抑制作用を確認、群馬県立医療短期大の下村教授らも桑葉による体重抑制作用を確認した。 韓国では血糖降下剤の蚕(カイコ)粉末 蚕(カイコ)は桑葉成分を体内に蓄積し、液状シルクを造成、必須アミノ酸を含む18種類のアミノ酸、カリウム、亜鉛、体内でビタミンAに転化されるカロチン、ビタミンE、カルシウム、鉄、食物繊維などを含んでいる。 こ の蚕(カイコ)については、韓国政府の農業振興庁研究所とキョンフィ大学が共同研究を行った。四~五齢のさなぎになる直前の段階まで成長した蚕(カイコ) を酸加防止処理した後、冷凍乾燥した粉末を使い、成分分析、有効成分の検索、基礎実験、臨床試験を実施。蚕(カイコ)粉末には血糖降下作用があり、そのメ カニズムは、蚕(カイコ)の食料である桑葉に糖の吸収を抑制し、血糖値を下げる成分が含まれており、蚕(カイコ)にはこの成分が効率よく生体に濃縮されて いることが判明した。 これらもデータによって、韓国内ではもちろん、日本においても昨年三月に「蚕(カイコ)粉末を有効成分として含む血糖降下剤及びその製造方法」の発明名称で正式に特許登録された。 新陳代謝を促進、シルクペプチド 食 べるシルクとして科学的研究に取り組んだのは、東京農工大・名誉教授の平林潔氏で、フィブロインというタンパク質でできたシルクのアミノ酸の機能性に着目 し、これを分解した水溶性シルクによるラットの実験で様々な機能性を証明した。フィブロインには18種類のアミノ酸が含まれ、グリシン、セリン、アラニ ン、チロシンで全体の86.7%を占め、他にロイシン、トリプトファンなど8種類の必須アミノ酸を含んでいる。最も多いグリシンは、体内に入った有害物質 を肝臓の中で排泄されやすい形に変える解毒作用があり、コレステロール低下作用、高血圧・動脈硬化の予防・改善作用、新陳代謝促進作用などがある。このグ リシンと相互変換するセリンによって、血中インスリン濃度が増加することも確認されている。 また、アラニンは、アルコールの代謝を促進し、悪酔いや二日酔いを予防、肝臓の負担を軽減する。さらに脳の神経伝達物質・ドーパミンの材料となるチロシンは、痴呆や神経障害の予防・回復に役立つ。 シ ルクの分子量は高分子で、そのままでは体内に吸収されないが、加水分解するとアミノ酸やオリゴペプチドの状態になり、腸壁からの吸収率は90~95%とな る。この加水分解したシルクを冷凍乾燥するとアミノ酸が約60%、オリゴペプチドが約40%というシルクパウダーが得られる。

特集 シルク&カイコ

特集 シルク&カイコ (健康産業新聞1999年10月21日) 新製品の投入相次ぐ「食べるシルク」 ユニーク素材「食べるカイコ(幼虫)」の登場で市場活性化 健康食品から一般食品まで幅広い用途で躍進中! 昨 年から今年にかけて、テレビや雑誌、新聞などによる報道ラッシュで、一躍脚光を浴びた「食べる絹(シルク)」。二日酔い防止やアトピー症状改善、抗糖尿 病、美容など、各メディアはさまざまなテーマで「食べる絹」を取り上げた。シルクが食品素材として流通し始めたのは約10年も前だが、「昨年から本格的に 動き始めた」「引き合いは大きい」とする企業が多く、なかには前年の売上げ実績を大きく上回る企業もある。また新製品の市場投入も相次いでいる。商品アイ テムもタブレットや顆粒状の健康食品から、ニアウォーター、アイスクリームまで多様化、百貨店や通販などで販売されている。さらに最近では、カイコ(幼 虫)やサナギそのものを加工した健康食品まで登場し話題を集めている。 肝機能改善、アトピー改善などヒト試験で実証 昭 和63年、東京農工大の平林教授により「次のバイオ素材は絹だ」と題する発表が行われ、食品としてのシルクが初めて紹介された。当時は、各新聞社に取り上 げられ大きな反響を呼んだという。平成2年には、国内有数の絹織物の産地である京都丹後地方の加悦町が設立した第3セクター、加悦総合振興(有)と平林教 授との共同研究により、シルクパウダーの商品化に成功し、従来繊維素材だったシルクの食品化事業が促進された。 シルクにはグリシン、アラニン、 セリン、チロシンなど18種類のアミノ酸が含まれており、グリシンとセリンは血中コレステロール濃度を低下させ、アラニンは肝機能を強化、チロシンは痴呆 症を予防する効果があるとされている。シルクの機能性については、これまで動物実験で肝機能改善、インシュリンの分泌促進などの生理活性が確認されてい る。さらに、昨年8月に開催された「第15回和漢医薬学会大会」では、シルクタンパク酵素分解物の肝機能改善効果がヒト試験で確認され、またアトピー症状 改善効果も認められている(29面参照)。 こうした学術報告は、健康雑誌や新聞などでも取り上げられ、機能性食品素材としてのシルクの認知拡大に貢献している。これを受けて、新しい企画の原料や新製品を市場投入する企業も多い。 シ ルクパウダーは、絹糸を分解して作られる(簡略図参照)。製品に使用される原料は、絹糸を微粉砕した粉末、酸加水分解もしくは酵素処理によって低分子化し た粉末があり、原料各社は飲料、乾燥物(タブレット等)など用途に応じて供給している。また、加工しやすいように吸湿性を低く抑えた原料などもある。 現 在、販売されているシルク健康食品のほとんどは、消化吸収性に優れている低分子化した原料を使用。各社の製品は、タブレットまたは顆顆タイプのものが多 く、一般食品形態のものでは、ニアウォーターやアイスクリーム、ヨーグルトのほか、うどんやそばなど幅広い。各製品の訴求点は、糖尿病や高血圧などの生活 習慣病予防、二日酔い防止のほか、化粧品素材としても知名度が高いため美容効果を訴求する製品もある。 桑の葉成分含むカイコ粉末が登場 一 方、最近ではカイコ(幼虫)そのものを加工した健康食品も登場している。原料となるカイコ粉末は、韓国政府が製法特許を所有しており、各社は韓国からこの 粉末を輸入、国内で加工し製品化している。カイコ粉末は、桑の葉に含まれるDNJ(デオキシノジリマイシン)などの有効成分を含有しており、抗糖尿病素材 として使用されるケースが多い。参入企業はまだ少ないものの、新聞、雑誌などに取り上げられ注目されている。また今年刊行された食用カイコ粉末に関する書 籍『さらば糖尿病』も数万部のセールスで、取り扱い書店も増加しているという。 シルクは「食べる絹」として紹介されてから、すでに10年以上を経ているが、各メディアの報道や学術報告などにより、再び市場が動き始めている。こうした動きは、「食べるカイコ」というユニークな素材が登場したことで相乗効果をもたらし、さらに加速していくとみられる。 製造方法簡略図 タブレットからニアウォーターまで用途開拓進む 製品市況 シ ルクを使用した製品は現在、タブレットや顆粒タイプの健康食品のはか、ニアウォーター、アイスクリームなどもある。各社販路は百貨店や通信販売、スーパー やコンビニなど。従来からシルク製品を扱う企業はリピーターに支えられ、安定的な売上げを確保。また今年に入り新製品投入も相次いでいる。 需要急増で、前年比20%増の伸長率 市場で流通する健康食品は、そのほとんどが酸加水分解もしくは酵素処理を施したシルクパウダーを使用。価格帯は、3.000円台から1万円を越えるものもある。従来からシルク製品を扱う企業では、「昨年から問い合わせが増えはじめた」としている。 約 7年前からシルク製品を販売する、全国養蚕農業協同組合連合会・絹事業部(東京都千代田区)では、食用シルクの販売事業が前年比120%と伸長している。 桑の葉、西洋人参を配合した健康食品『スーパーシルク』(350粒・3.800円)やシルク配合のアメ、うどんなどを農協、生協、デパートなどで展開、ま た食品用途で酸加水分解処理を施した原料の供給も行っている。シルクパウダーの年間消費量も約4.5トン(自社製品含む)に達しており、同社では今後も需 要が拡大するとみている。また同社ではアガリクス・ブラゼイとシルクをブレンドした健康食品を年内をめどに発売する。同時期に販売を開始している、シルク 化粧品の専門メーカー、㈱ナチュラル・アーバン(東京都品川区)では、タブレットタイプの『絹命100』(250mg×300粒・6.800円)を直販 ルート、代理店ルートで展開。同品に使用される原料は酸加水分解処理を施している。美容効果を訴求してあり、「ここ1~2年、動きが活発化している」とす る。 天然亜鉛とシルクをブレンド 昨年から今年夏ごろにかけて、各社から新製品が相次ぎ発売されたシルク市場。単味製品のほかに、混合品で相乗効果を提案するものもある。 金 亀糸業㈱(東京都中央区)は昨年11月から、顆顆タイプの『シルクロマン』(2g×60袋・1万5.000円)を自社通販で展開。酵素分解処理を施したシ ルクパウダーを使用した製品で、今年に入り販売数量が伸びている。今後、新規販路の開拓に注力する。今年7月に顆粒タイプの『バイオシルク』 (2.5g×30ステイック・6.800円)を発売した、㈱ケニー(愛知県名古屋市)は、通販および薬系ルートで展開している。同品は酸加水分解処理を施 したシルクパウダーを使用。同社では、二日酔いや肥満、美容に対応する商材として提案、「関連団体や各企業の取り組み次第では予想を上回る反響が出てくる のでは」と期待を寄せる。同じく今年参入組の㈱ベンファクト・コーポレーション(東京都港区)は、今年中旬に北欧ヒバマタとシルクを混合したタブレット 『絹亜鉛』(300mg×100粒・5.800円)を発売し、デパートを中心に展開。同品は亜鉛が豊富に含まれるヒバマタを配合することで相乗効果を狙っ ている。生活習慣病予防、美容促進を訴求し、初年度の販売目標は1万5.000箱を目指す。 一方、ペットボトル飲料を提案する企業もある。盛田 ㈱(愛知県名古屋市)は今年3月の『シルクウォーター』(500ml・140円)を発売、全国のスーパー、コンビニなどで展開している。天然水を使用し、 シルクのほかにビタミンCやコラーゲンを配合。同社では、OLや学生など若年層をターゲットに美容効果を訴求、テレビなど販促活動にも積極的だ。 桑の葉成分が凝縮する「食べるカイコ」 カイコ粉末 ここ最近、ユニークな新素材「食べるカイコ(幼虫)」が静かなブームを呼んでいる。これまではカイコが吐き出す絹糸に注目が集まっていたが、カイコそのものを加工した健康食品を糖尿病対応商材として提案する企業が出始めた。 カ イコは、桑の葉だけを食べる昆虫で、絹糸を吐き出す前の幼虫には、桑に葉の有効成分が凝縮されている。糖の分解酵素の働きを阻害するDNJ(デオキシノジ リマイシン)は桑の葉の有効成分のひとつだが、カイコにもこの成分が含まれている。このため、各社は抗糖尿病健康食品として販売している。使用される原料 は、絹糸を吐き出す直前のカイコを窒素ガスで酸化防止処理し、冷凍乾燥させて粉末化したもの。韓国政府がこの製造方法と工程の特許を所有するため、各社は 粉末を輸入し国内で製品化する。また同国政府では動物実験やヒト試験などで、同素材の血糖降下作用を確認している。 昨年7月に『ボスリン』 (290mg×270粒・1万2.000円)を発売したボンビックス薬品㈱(大阪市中央区)は、デパートや薬局・薬店、鍼灸整骨院などで展開している。現 在、韓国政府と提携し、幅広い臨床データを得るための臨床試験を準備中。また糖尿病や健康全般に関する無料相談など、啓蒙普及活動を通して販売促進につな げている。今後の市場について、「生活習慣病の改善に役立つことから、利用分野と利用者の幅はもっと広がる」と予測している。 ㈱オノジュウ(東 京都新宿区)は今年2月、カイコそのものを加工したタブレット『シルクパワー』(300mg×270粒・1万2.000円)を発売、薬局・薬店などで販売 している。同社では、発売後の反響が大きいことから健康食品店などへも販路を拡大し、OEM供給にも対応していく方針だ。また同社では糖尿病研究会(同社 主催)で、韓国から講師を招きカイコに関する勉強会なども行っている。 一方、他素材との混合品で差別化を図る、プラセンタエキスの専門メー カー、スノーデン㈱(東京都千代田区)は今月15日、『グルコバランス』(300mg×270粒・1万5.000円)を発売した。タブレットタイプで、カ イコ粉末をベースに、プラセンタエキスや桑の葉、ニガウリエキス、ギムネマエキスを配合、こられ糖尿病対応素材をブレンドすることで相乗効果を狙ってい る。OEMにも対応していく方針。同社では医療関係者に対しても同品の情報提供を行っており、「反響が大きい」としている。 原料では、㈱日鉱がカイコ粉末を扱っており、また国内では珍しいカイコのサナギ抽出物を濃度別にラインアップしている。 大手メーカーも機能研究進める 原料事情 シ ルク食品に主として使用される原料は、酵素分解または酸加水分解処理されたものがある。どちらも消化吸収性に優れており、要望に応じて、一般食品、健康食 品メーカーなどに供給している。ここ最近各社は、「問い合わせが増えている」としており、展示会への出展などで、自社原料を積極的にアピール、販売強化を 図る企業もある。また今年に入り、吸湿性を低く抑えるなどの改良を施した新規格原料も上市されている。 韓国でも需要が増加 シ ルクパウダーは、食品用途では10社近くの企業が供給しているとみられ、キリンビール㈱などの大手メーカーも参入している。またシルクパウダーの原料は、 国産もしくは中国産のものが多く、絹衣料にならない、くず繭やくず絹などが使用される。昨年から今年にかけ、原料の動きは活発化しており、各社の販売強化 へ向けた取り組みも目立つ。 コスモ食品㈱(東京都中央区)では用途に応じて2種類のシルクパウダーを供給している。原料はすべて国産のシルクを 使用、水溶性を高めている。『M-500』シリーズは酵素処理を施し、吸湿性を改良したことで、タブレットや顆粒など乾燥物製剤に適している。 『M-300』シリーズは酸加水分解したもので、乳飲料、飲料や海鮮珍味などへの添加に適している。同社では、昨年からシルク原料が動き始め、原料販売も 前年比10%以上の伸びを示すなど好調だ。原料調達から粉末化まですべての加工精製工程を自社生産ラインで管理している。また、同社の原料は、キリンビー ル㈱(東京都中央区)も取り扱っており、シルクの機能研究を進めている。㈱日鉱(愛知県丹羽郡)でも、加水分解および酵素分解法を用いたシルクパウダー2 種類を供給している。このほかにも、微粉砕した粉末やカイコ粉末、サナギ抽出物を扱っている。シルクパウダーは中国産原料を国内で精製したもので、加工法 による特性別に『アミノ酸タイプ』『オリゴペプチドタイプ』『プロテインタイプ』と分け、要望に応じて供給。国内では、『アミノ酸タイプ』の動きが活発 化、韓国向けでは『オリゴペプチドタイプ』が健食用途で需要が高いという。また末端製品『シルクパウダー100%』(200g・1万8.000円)も販売 している。 従来原料の難点を改良 一 方、平林教授とともにシルクの食品化を促進した立役者ともいえる、加悦総合振興㈲(京都府与謝郡)では、加水分解処理を施したシルクパウダーやペースト状 の原料を供給している。絹織物の産地として有名な京都丹後地方の加悦町が1989年に設立した第3セクターで、同社の原料を採用している企業は数多い。同 …

韓国に古くから伝わる【蚕(カイコ)の粉末】のすごい効果

韓国に古くから伝わる【蚕(カイコ)の粉末】のすごい効果 (健康1999年7月号) ● 血糖値が450⇒72mg/dl下がった● ● 10日間で62mg/dlも血糖値がダウン● 糖尿病患者に朗報! 毎食後3粒10日で効いた 【蚕(カイコ)の粉末】を飲み始めたら血糖値が450⇒72mg/dlにみるみる低下。 緑内障や手足のしびれなど、不快な合併症も改善した 大阪府 宋東述(72才・元教員) 戦争中の食糧不足で、飢えというものを経験したせいでしょう。お恥ずかしい話ですが、私は食べ物に関する執着が人より強く、一食につきごはんを、お茶わん5杯は食べていました。 そのせいか、30代後半になると、みるみる太りだし、身長172cmで体重が90kgに。それでも、特に体調が悪いということもなかったので、太ったことを、たいして気にはしていませんでした。 ところが、60才で定年となり、一日じゅう、家でのんびり過ごすようになると、運動不足からか血糖値が450mg/dl(正常値は60~100mg/dl)まで上昇。 そのうえ、痔や尿路結石、腎臓炎、手足のしびれや緑内障などさまざまな症状があらわれたのです。これらはすべて糖尿病の合併症でした。 こうした合併症を治すために、10年間で8回も手術を受け、そのつど3カ月の入院を強いられました。普通の人なら20日で退院できるはずが、私は糖尿病で血管が弱り、血液の流れが悪いため、傷の治りが異常に遅かったのです。 長い入院生活は、運動不足に拍車をかけ、血糖値はどんどん上がっていきました。しまいには、あまりに血糖値が高くなりすぎて、病院の検査計では測定不可能となってしまったのです。これが4年前のことでした。 そこで、施設のととのった大学病院へ通うことにし、薬を使った治療を開始。しかし、依然として、正常値にはほど遠く、どうしたらよいものかと悩んでいたのです。 そして、昨年の12月、知人から【蚕(カイコ)の粉末】に血糖値を下げるはたらきがあると聞きました。 念のため、薬を処方してもらっている医師に【蚕(カイコ)の粉末】の成分表を見せ、飲んでもいいものかと相談。すると、「私が出している薬に近い成分が 入っているね」といい、飲んでもよいと許可が出たのです。さっそく私は、【蚕(カイコ)の粉末】を毎食後3粒ずつ飲むことにしました。 【蚕(カイコ)の粉末】を飲み始めて、その効果を感じたのは10日目のこと。その日、夕方の5時ごろになって、空腹を感じている自分に気づきました。 糖尿病になってからの私は、体内の糖の代謝が狂っていたために「おなかがすいたな」と感じることはありませんでした。そのかわり、空腹になるたび、寒けやめまいに襲われていたのです。 ですから、このような心地よい自然な空腹感を覚えたのは、何十年ぶり。とてもうれしく思いました。 また、痔になるほどのひどい便秘症だったのが、すっかり改善しました。便がかたいため、グッと力を入れ、ゆっくり出していたのですが、いまは、毎日いきまずにツルッと出ます。どうやら【蚕(カイコ)の粉末】は便秘にも効くようです。 そして高かった血糖値は順調に下がり、1カ月後に112mg/dl、3カ月後には73mg/dlまで下がりました。この急激な数値の変化には、医師もほんとうにびっくりしていました。 おかげで糖尿病の合併症だった、手足のしびれもすっかりおさまりました。 目の調子もよく、視界は良好。おかげで、近ごろ始めたパソコンの勉強がはかどり、楽しい毎日です。 毎食後に3粒10日で下がった わずか10日で血糖値が146⇒84mg/dlにダウン!【蚕(カイコ)の粉末】の即効性にびっくり                               福岡県 渡辺一美(66才・無職) 私が蚕(カイコ)の粉末を飲み始めたのは、いまから2カ月前のことになります。ある新聞にのっていた「蚕(カイコ)を食べると血糖値が下がる」という記事を見て、さっそく試してみたのです。 私は、4年前に脳梗塞で倒れて以来、足が思うように動かなくなってしまいました。そのため極度の運動不足になり、それが原因で糖尿病になってしまったのです。 体を動かすことが、血糖値を下げるいちばんの薬だとわかっていても、私にはそれができません。 そこで、お茶、漢方薬、健康食品など糖尿病に効くという食品は、何でも試してきました。どれも半年以上つづけるようにしたのですが、特に効果を実感したものはありませんでした。 ですから、蚕(カイコ)の粉末もだめでもともと、と思いながら飲み始めたのです。 飲み方は朝昼晩、3回の食事のあとに、3粒ずつ飲むようにしました。「蚕(カイコ)を飲む」というと気持ちが悪いと思われるかもしれませんが、粒になったものを水で飲み下すだけなので、特に抵抗はありませんでしたよ。 蚕(カイコ)の粉末を飲み始めた10日後、ちょうど病院で検査があり、血糖値を測ってもらいました。すると、前回146mg/dlだったのが84mg/dl(正常値60~100mg/dl)に下がっているではありませんか。 たった10日で62mg/dlも下がるなんてほんとうに驚きました。もちろん、現在も、私の血糖値は80mg/dl前後で安定。蚕(カイコ)の粉末には、ほんとうに感謝しています。 90%以上の確率で糖尿病が改善。副作用もない【蚕(カイコ)の粉末】は、韓国で20万人以上の人が愛用                  農業科学技術院応用蚕桑研究室 農学博士 柳江善  漢方の先進国である韓国は、古くから「百僵蚕」と呼ばれる生薬、つまり蚕(カイコ)を糖尿病の薬として珍重してきました。 現在でも、韓国のデパートでは乾燥した蚕(カイコ)を袋詰めにして売っています。そして実際に、20万人以上の人が、糖尿病改善や健康維持のために乾燥した蚕(カイコ)を食べているのです。 これだけ多くの人が信じて疑わない蚕(カイコ)の効果を、本格的に研究したい・・・・そう望んでいた私は、94年から国のバックアップを得て、漢方の研究で有名な慶熙大学と共同で蚕の研究をすることになったのです。 まず、なぜ蚕(カイコ)が血糖値を下げるのか、その成分を分析してみました。すると、デオキシノジリマイシンという物質が含まれていることがわかったのです。 このデオキシノジリマイシンは、体内での糖の急速な分解を防ぎます。さらに、血液中の糖が送り出されるのを遅らせるので、食後の急な血糖の増加を防止する効果があるのです。 糖尿病の薬には、食後の血糖の増加を抑えても、空腹時の血糖が極端に足りない状態にしてしまうものがあります。しかし、蚕(カイコ)は自然から摂取した健康食品ですから、このような副作用はありません。 韓国の安全性研究センターにおいては、人体に対して有毒になる成分はないかを調べ、「安全である」という保証も受けています。 次の研究課題は、この蚕(カイコ)の最も効果的なとり方でした。 さまざまな研究の結果、4回脱皮して3日たった蚕を冷凍処理し、粉末にしたものがいちばん効果が高いということがわかりました。 糖尿病に悩む患者数十人に、その蚕(カイコ)の粉末を飲んでもらったところ、なんと90%以上の人の血糖値が下がったのです。 また、蚕(カイコ)の粉末の効果は糖尿病以外にも、さまざまな症状に効果があることがわかってきています。 現在、くわしいデータを集めているところですが、蚕(カイコ)の粉末が体によい食品であることは、まちがいないでしょう。 蚕(カイコ)を食べる習慣のない日本の皆さんにもぜひ、利用してみてはいかがでしょうか。  

蚕(かいこ)粉末に含まれるアミノ酸には糖尿病改善に有効な糖質の分解・吸収抑制効果がある! 

蚕(かいこ)粉末に含まれるアミノ酸には糖尿病改善に有効な糖質の分解・吸収抑制効果がある!  (さわやか元気1999年 7月号) 韓国政府の支援により臨床データが蓄積! 健康レポーター 藤沢幸雄 糖の吸収をゆるやかにして、膵臓の負担軽減 桑 の葉を食べ、絹糸を吐き出す蚕は、韓国では古来民間薬として珍重されてきました。古典的医学書『東医宝鑑』にも「蚕フン、サナギ、マユ、桑の葉は糖尿病に 有効」とあるほど。その有効性を研究したのが、韓国の農業科学技術院で応用蚕桑研究室室長を務める農学博士・柳江善先生の研究チームです。柳江善博士は 1991年より、蚕(かいこ)の成虫・粉末、蚕フン、サナギ、マユ、桑の葉の比較研究を開始。蚕(かいこ)の粉末に、最も強い血糖値降下作用があるとつき とめました。1994年には政府の支援を受け、漢方薬研究所で有名なキョンフィ大学との共同研究が始まり、新たなデータがわかったのです。 一端をあげれば、非依存型糖尿病の患者に蚕(かいこ)粉末を四週間与えた後、血 糖値の変化が測定されました。糖尿病の薬を服用しているグループの空腹時血糖値が138→128、食後二時間の血糖値が245→197へ降下。食事・運動 療法を行っているグループは、空腹時血糖値が175→158、食後二時間の血糖値が272→209へ降下したのです。四回の脱皮後、三日たった蚕(かい こ)を冷凍処理から粉末にしたものが、最も血糖降下作用が高いこともわかりました。 蚕(かいこ)粉末の有効成分では脂肪・繊維・灰分のほか、豊 富なアミノ酸があります。アラニン(肝機能保護)、グリシン(血中脂肪・血圧低下)、ロイシン(痴呆症予防)、セリン(コレステロール除去作用)や、血圧 低下に働く非タンパクアミノ酸である、GABAも確認されています。有効成分の数々は蚕(かいこ)のエサである桑の葉に由来し、蚕(かいこ)の体内に蓄積 され、効果が高まるよう代謝されているとされます。 これら有効成分を含む蚕(かいこ)粉末が、体内で小腸に到達すると、食物を単糖類に分解する 酵素・アルファグルコシダーゼの活性を抑えます。その結果、糖の分解と血液への吸収をゆっくりにして、食後の血糖値の急上昇を抑えるのです。当然、血中の ブドウ糖代謝に働くホルモン・インスリンを分泌する膵臓の負担は、大幅にやわらぐわけです。蚕(かいこ)粉末の長期間摂取で、インスリン抵抗性が緩和され ることも無視できません。インスリンがよく働き、各細胞へブドウ糖が効率的に運ばれることを意味します。 蚕(かいこ)粉末は人工的に作られた薬 ではありませんから、副作用の心配はもちろん無用です。有効性・安全性が認められたことで、韓国政府の出願により、日本でも特許登録されています。現在、 蚕(かいこ)粉末は健康食品という形で市販され、手軽に利用するには最適でしょう。 蚕(かいこ)の粉末で血糖値が250から170に。インスリン注射も不要                      大阪府 浅野由行さん 30歳 三年前、腎不全を患い、人工透析から腎臓移植を受けた後、高血糖に陥りました。一日二回のインスリン注射で、500あった血糖値が250になったものの、 完全には回復しませんでした。蚕(かいこ)の粉末を知り、錠剤の健康食品を飲みはじめたのは去年の春です。驚いたことに、二週間後には血糖値が200へ下 がり、1カ月後には170に。インスリン注射からも、解放されました。現在、腎臓移植経験者とは思えないほど、職場で一番元気に働いています。蚕(かい こ)の粉末には、とにかく感謝の一言です。 蚕(かいこ)の粉末を飲み、インスリンの量を半減しても血糖値は変わらず                         大阪府  林秀博さん 65歳 三年前に糖尿病と診断され、血糖値が300にもなり、インスリン注 射を受けはじめました。低血糖を何度も経験し、何とかインスリンから解放されたいと思っているときに蚕粉末を知り、その錠剤を朝・昼・晩、5錠ずつ飲みは じめました。さらに、思い切ってインスリンの量を半分にして、1カ月後に血糖値を測定すると、以前と同じ200のまま。インスリン注射が、より効果的に働 いたわけです。当然、蚕(かいこ)の粉末は手放せず、いつかインスリン注射が不要になるのでは、と期待しています。

【蚕(かいこ)の粉末】飲んだ人の90%以上、血糖値が下がった!高脂血症、肝機能改善、ダイエットにも効いた 

【蚕(かいこ)の粉末】飲んだ人の90%以上、血糖値が下がった!高脂血症、肝機能改善、ダイエットにも効いた (健康1999年3月号) 1日3回「蚕(かいこ)の粉末」を飲んだだけで血糖値が500→100mg/dlにダウン。インスリン注射もやめられ、大感激                          大阪府 浅野由行(30才・飲食店勤務) ※ 写真:「蚕(かいこ)の粉を飲み始めたら、あっという間に血糖値が下がり驚いて います」と浅野さん 腎不全という病気にかかり、ずっと人工透析を受けていました。人工透析は週に3回ほどあり、1回につき4~5時間もかかるので、とてもめんどう。それがわずらわしくなった私は、2年前、腎移植の手術を受けたのです。 手術は、無事成功しましたが、移植後の薬の副作用で、今度は糖尿病になってしまいました。 血糖値は、500mg/dl(正常値は60~120mg/dl)とかなり高く、頭がボーッとして何も考えられません。体もだるくてたまらず、とうとうサラリーマンをやめて、親が経営する飲食店を手伝うことにしたのです。 おかげで精神的には楽になりましたが、体はやはりしんどかったですね。合併症を起こさないために、インスリンの注射も打っていたため、これもけっこうめんどうで毎日が憂うつでした。 そこで、なんとかインスリンに頼らず、血糖値を下げる方法はないものかとさがし回ったんです。糖尿病によいといわれる健康食品などをいろいろ試してみましたが、どれも効果はいまひとつ。 といっても、長くつづければ血糖値は下がったかもしれませんが、なにぶん私はせっかちなほう。すぐに効果が出なければ、次のものに飛びつき、ダメならまた新たなものにいく・・・、この繰り返しだったのです。 そんなおり、知人から「蚕(かいこ)の粉末」が血糖値を下げて、糖尿病を改善してくれるというので、さっそく試してみることにしました。これが約1年半前のことです。 私が利用した「蚕(かいこ)の粉末」は粒タイプになっており、毎日、朝昼晩と3粒ずつ、食前、食後は問わず、とにかく1日3回飲むようにしました。 「蚕(かいこ)の粉末」を飲み始めてからの私は、少しずつ、少しずつ体調がよくなっていくのを感じることができました。おかげで、せっかちな私でも、長く飲みつづけることができたのです。 そして、「蚕(かいこ)の粉末」を飲み始めてから1年後、500mg/dlあった血糖値が、なんと170mg/dl前後に!数値の最も低い、朝食前には血糖値が100mg/dlになることもありました。ほぼ正常値まで下がったわけです。 さらに、血糖コントロールの指標のヘモグロビンA1cも一時は8%以上(正常値は5~8%)ありましたが、それも5.9%まで下がりました。このヘモグロビンA1cが9%以上あると、合併症が起こりやすいと聞いていたので、ホツと胸をなでおろしました。 いちばんうれしかったのは、血糖値やヘモグロビンA1cが下がったおかげで、わずらわしいインスリンの注射が不要になったこと。ほんとうに感謝しています。 今後、またインスリンを打つことにならないよう体調をコントロールするために、「蚕(かいこ)の粉末」を飲みつづけたいと思っています。 糖尿病患者に90%以上の効果発揮する【蚕(かいこ)の粉末】。肝機能や便秘改善にも利いた             農業科学技術院 応用蚕桑研究室室長・農学博士 柳 江善 「蚕(かいこ)を食べる」というと、日本の皆さんは驚かれるかもしれませんが、韓国では一般的な民間薬として古くから蚕(かいこ)を利用しています。実際のところ、現在、韓国内で20万人以上の人が糖尿病改善や精力アップのために蚕(かいこ)を食べているのです。 ところが、韓国の古医薬書『東医宝鑑』には「蚕フン、サナギ、まゆ、桑の葉(蚕のエサ)は糖尿病に有効」と記されているものの、蚕(かいこ)自体の効果に ついては記されていませんでした。そこで不思議に思った私は、1991年に蚕(かいこ)の研究を開始。蚕(かいこ)の成虫、蚕(かいこ)の粉末、蚕(かい こ)フン、サナギ、まゆ、桑の葉のなかで、最も血糖値を下がる効果が高いのは「蚕(かいこ)の粉末」であることを突き止めたのです。 94年には、国のバックアップもあり、漢方薬で有名な慶熙大学と共同で本格的に研究を進めることになりました。その結果、4回脱皮して3日たった蚕(かいこ)を冷凍処理して、粉末にしたものがいちばん高い効果をもたらすことがわかったのです。 これまでの研究で、蚕(かいこ)の粉末で飲んだ人の90%以上は、血糖値が下がったというデータがあります。 さらにコレステロール値や中性脂肪値が下がった、肝機能、便秘、皮膚疾患が改善した、やせた、精力がアップしたなど、じつに多くの報告が寄せられました。 ※ 写真:蚕(かいこ)の研究に力を注ぐ柳江善先生。「妊娠による血糖値上昇にも蚕(かいこ)の粉末は効果があるんですよ」 血糖値低下作用につづき、肝機能改善や便秘についての研究を進めておりますが、いずれもよい結果が得られています。そのほかの作用についての研究は、これから行う予定ですが、おそらく数々の効果が認められるでしょう。 また、蚕(かいこ)の粉末を安全性研究センターで調べてもらったところ「特に異常なし」という結果が出ました。つまり、蚕(かいこ)の粉末は数々の効用が 期待できて、体に害もない、非常に優れた健康食品といえるのです。ただし、蚕(かいこ)の粉末は高タンパク食品であるため、アレルギー体質の人が食べると 最初はジンマ疹が出るかもしれません。少量ずつ食べつづければジンマ疹は出なくなりますし、いままでにこのような報告はありませんが、アレルギー体質のか たは注意が必要です。 ちなみに、蚕(かいこ)の成虫は白い色をしていますが、蚕(かいこ)の粉末は緑色をしています。これは蚕(かいこ)のエサにしている桑の葉の色なので心配はありません。糖尿病改善、健康維持のために、ぜひ、蚕(かいこ)の粉末を役立ててください。 ※写真:蚕(かいこ)を民間薬として利用している韓国のデパートでは、乾燥した蚕(かいこ)を袋詰めで売っている。 韓国でも「蚕(かいこ)の粉末」の効果を実感 崔順姫(39才・地方公務員) 昨年の3月の健康診断で血糖値が170mg/dlと高く、「糖尿病」と診断されました。確かに、毎日5ℓほど水を飲んでも、夜中には、のどが渇いて目が覚める・・・。 それがことしの5月に「蚕(かいこ)の粉末」を飲み始めたところ、わずか3カ月で糖尿病が改善。血糖値が120mg/dlまで下がったんです。 私は粒タイプのものを毎食後に3粒ずつ飲みました。蚕(かいこ)は昔から民間療法に使われていましたから、口に入れることにはまったく抵抗がありませんでしたよ。 たった1カ月で「蚕(かいこ)の粉末」の効果を実感。インスリンの量が半分になり、糖尿病改善の兆し                               大阪府 林 秀博(65才・土建業) 3年前に糖尿病になりました。血糖値は、高いときで300mg/dlもあり、あわててインスリンを打つようになったんです。 インスリンを打てば、血糖値はなんとか200mg/dl前後に安定しました。しかし、正常値にはほど遠く、このままではいけないと悩んでいたんです。 そんな私が「蚕(かいこ)の粉末」を知ったのは1年前のこと。私は錠剤タイプの「蚕(かいこ)の粉末」を朝昼晩とそれぞれ3~5錠ずつ、毎日食後に飲むようにしたんです。 1カ月後、思い切ってインスリンの量をそれまでの半分に減らしたのですが、血糖値は200mg/dl前後で安定したまま。「蚕(かいこ)の粉末」の効果に、ただただ驚きましたよ。 現在の目標は、血糖値をなんとか正常値まで下げることですが、私には、「蚕(かいこ)の粉末」という強い味方がありますから、必ず目標を達成できるはず。 血糖値が下がったら、また、ご報告したいと思っています。

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